hal_99さんの動画に触発されて、ボードゲームの拡張について、とりとめもなく考えるの巻き
■拡張と売り上げ
ボードゲームの拡張とゲームの売上って切り離せないものだと思う。なぜなら基本セットが売れてないと拡張は出ないから!
そんなわけでボードゲームが沢山売れ始めたのもカタンあたりで、実際にカタンの拡張は沢山出てる。
そしてカタンの拡張ラッシュに続くのはハンスのカルカソンヌ。ハンスはそんな大きなメーカーでもないのに定期的に(あまり沢山は売れない)ゲーマー向けゲームを出せるのはカルカソンヌの売上で賄ってるという噂。
またプレイ人数を増やすだけの拡張も2000年すぎから増えてきた印象。ぶっちゃけ人数を増やすだけの拡張なんて最初からコンポーネントに含めてて欲しいのだけど、まずは単価を下げて売るために最低限のプレイ人数に抑えてるのかと。
(逆にここ数年、プレイ人数増やすだけの拡張って少なくなったイメージ。コンポーネントを豪華にして単価を上げたいという気持ちが見え隠れ)
…なので元々、自分は「拡張なんて、メーカーが安易に売上あげるためのもの」って認識だったので、あまり拡張を買ってなかった。だだ、ここ数年で色んな拡張を遊ばせてもらい、その認識は変ってきた…かも
■拡張の分類
個人的に拡張は3パターンに分けてる。
1.リプレイ性を増やす拡張
2.より戦略的に遊ぶための拡張
3.プレイのシーンを増やす拡張
1は分かりやすいところで拡張マップとか、追加のカードとか。基本だけだとリプレイしても同じような展開になってしまうので、それを飽きさせない工夫をしてるのがこのタイプ。そして、これを入れて面白くなるのなら、初プレイでも混ぜても問題なさげな拡張。
2は基本よりルールを複雑にして、より考え処を増やす拡張。例えばエルグランデの「王と参謀」はゲーム開始時にデッキビルディングを加えた戦略的な拡張。こちらは、ルールが増えるだけに初プレイの人が入ると混ぜずらい。
3は遊ぶ人を増やす拡張。端的にはプレイ人数を増やしたり減らしたりする拡張がこれに含まれるけど、個人的には協力ゲームにしたり、ペア戦にすることで別の需要を生み出す拡張も、このカテゴリー。
■ナスの好きな拡張
1位 エルグランデ 王と参謀
基本は基本で好きだけど、これほど基本とマッチしてる拡張は他に考えられない。どこかで「基本セットと、王と参謀は同時開発された」と聞いたけど、ソースを覚えてないのが悔やまれる。
2位 フィレンツェの匠 ミューズ&女王
基本たけだと戦略がほぼ固定されてしまう…けど、この拡張により戦略の幅がめっちゃ広がる。
昔は拡張入りだと「複雑なゲーム」と思われたかもしれないけど、今のゲームと比べれば簡単簡単。
ぜひ今どきのゲーマーは拡張入りで遊んで欲しい
3位 タルバ DX拡張
海ボードや船駒はルールが洗練されるのに加えてテーマ性が抜群に増える素晴らしい拡張。
(他もあるので、徐々に追加したい)
■ナスの好きではない拡張
ロレンツォの拡張…色んな部分が強化されて面白いという声が上がるのも分かる…けど、基本で感じた苦しさも軽減されてしまい、自分は物足りなす。
■まとめ
最近は一周回って「数回しか遊ばないゲームは面白くても拡張買わなくても良いのでは?」…と思ったり。
例えば、こないだグレートウェスタントレイルの拡張を買ったけど、自分がこれを人生で何回回すのかと考えて買ったことを少し後悔…グレートウェスタントレイルは凄いゲームだと思うけど、一生遊ぶかと自分に問うと、きっとそんなには遊ばないと思う。
逆に蒸気の時代は沢山マップを購入したけれど、蒸気の時代を一生遊ぶ気でいるので、まったく後悔はない。
そう考えると拡張を入れて遊びたいかどうかは、単にそのゲームがどれだけ好きなのかに依るのかもしれなす!